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ができるように、全所体制で取り組むシステムが求められている。
■おわりに
当大洲青年の家の「変革と創造」を求めて、“より魅力ある施設に生まれ変わるために”平成9年1月8日に不登校児童生徒対応事業として『おおずふれあいスクール』が開校した。
「今まで、いつも昼頃まで寝てたけど、ふれあいスクールに来るようになって朝早く起きれるようになりました。1日が長くなっていろんなことができる」や「こんなに外を歩いたことがないのでしんどい」と言いながら、野外活動や屋内での活動で輝く目を見せてくれる子どもたち。
何が、誰が、この子どもたちを……と考えながら、何としても、この子どもたちの心の『扉』を開き、心身ともにリフレッシュして学校に戻って欲しい。
『この事業を「大洲青年の家」の「核」に据えて取り組みたい』との樋口史朗所長の熱き想いに、当青年の家の職員は、これまでと違った視点から、一人ひとりの人間としての生きざまを、その人間像をこの事業に投影したいと決意している。
関係各層の忌憚のないご批判・ご助言をいただければ幸いである。
文責 所長 樋口史朗
執事 事業課長 平野栄他専門職員
■参考資料
1. 大洲市及びその近隣地域における児童生徒の健全育成事業推進協議会
−学社融合を目指して−
協議会名
大洲市及びその近隣地域における児童生徒の健全育成事業推進協議会
委託者
文部省(国立大洲青年の家)
協議会設置の趣旨
知育中心の教育から、「豊かな心」と「たくましく生きる力」の育成を目指す教育を推進するためには、これまで学校任せの傾向のあった教育上の諸問題について、家庭・学校・地域社会が連携を密にし、相互補完しつつ、一体となって取り組む必要がある。家庭や地域社会が、教育の場として十分な機能を発揮することなしに、子どもの健やかな成長はあり得ない。「生きる力」は家庭・学校・地域社会の連携とこれらにおける教育がバランスよく行われる中で豊かに育っていくものである。特に、「生きる力」を育むためには、子どもたちの直接体験が不足している現状を考え、子どもたちに生活体験や自然体験などの体験活動の機会を豊かにすることが極めて重要である。
このような視座から、国立大洲青年の家は、地域社会における教育の具体的な充実方策として、大洲市フラワーパーク事業と連動して、農作業体験、野外活動や環境保護活動など、子どもたちに豊かな自然に触れさせ、自然に対する理解や愛情を育てる生活体験・自然体験活動の場の提供を不可欠であると考える。
地域住民のニーズに応える社会教育施設として、より魅力ある施設に生まれ変わるために、学社融合の視点から、不登校児童生徒対応事業や学校週5日制対応事業等を展開するため、大洲市教育委員会教育長をはじめ地域社会の教育関係者等をもって構成する推進協議会を設置
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